「いつもありがとう」の日

南プスB@SEでは、それぞれがやりたいことをして過ごしています。

地域に「安心して過ごせる居場所」と「ありのままを受け入れてくれる人」がいることがとっても大切なんだなと感じています。

f:id:i-ashizawa198:20170215001400j:plain早くカードゲームで対戦するために、超ダッシュで宿題を終わらせました。

 

f:id:i-ashizawa198:20170215002147j:plain役割分担をして、お店屋さんを開いていました。

 

f:id:i-ashizawa198:20170215002416j:plain受験生たちはガチで勉強。最後の追い込みです。

 

f:id:i-ashizawa198:20170215002536j:plain今日はバレンタインだったので、チョコパイを作ってきてくれました。
他にもたくさんの方々が差し入れを持ってきてくださいました。
ありがとうございます。

 

それぞれがやりたいことをやっているんですが、ひとりぼっちで過ごす人はいません。
年上の子が年下の子に勉強を教える、一緒にゲームをやる、一緒にボイパをやる…
無理やり交流を促されるのではなく、自然な流れでいろんな人と関わり合う雰囲気が心地いいなと思いながら、僕も一緒にボイパを練習しています。笑

勉強を教える・教わる、支援する・されるというような関係性ではなく、僕らが宿題のわからないところを教えたら、その次は子どもたちが僕らにゲームや絵や歌のことを教えてくれます。
今日は初代のポケモンしかしらない僕に、「サトシゲッコウガ(新しいポケモンの名前らしい…)」を教えてくれました。

自分の「できることや得意なこと」でいろんな人と「関わり合う」こと。

そんな小さな積み重ねが、将来を前向きに考えることのできる肯定感につながるんじゃないのかなと思っています。

 

Writing:芦沢郁哉

カメラ女子の道-vol.4-

「カメラを持ってるんだけど、全然うまく撮れなくて...」

 

この言葉から動き始めたカメラ女子への道。

 

紅葉の絨毯で撮影した頃から早いもので数ヶ月が経っていました。

 

 

base-bp.hatenablog.com

 

 

カメラ女子の熱は冬になってもおさまることはなく、冬に撮りたいものを考え、今回は初めて会う大人含め5人で"イルミネーション"の写真を撮りに行くことになりました。

 

 

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現地に着くなりろくに自己紹介もしないまま、入口にある大きな木のイルミネーションで早速撮影開始。

 

 

 

イルミネーションの撮影は慣れていなかったようで、大人に助言をもらいながら一生懸命撮影していました。

 

 

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順路を進みながら、写真を撮ったり、話をしたり、時々変顔をしてみたり、ジャンプしてみたり、寒すぎてみんなで震えてみたり。

 

好きなもので集まると不思議なもので、最終的には初めて会う人とも仲良く話をしていました。

 

 

同い年の友達も大事だけど、少し年上のお兄さんお姉さん、おっちゃんおばちゃんの存在もすごく大事。

 

僕らの周りには色々な人が居て、それは子どもでも中高生でも、大人でも一緒。

 

どの世代の人にも求められていることや、役割はあって、それは間違いなく今の『あなた』にしかできないこと。

 

子どもにとっては地域が生活の場。

 

あなたのできること、得意なことの関わり方次第で、子どもたちは大きく羽ばたいていけると信じています。

 

子どもも大人も、まずは声をあげることから。

 

 

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これからを担う子ども若者に寄り添いながら。

【イベントレポート】B@SE MEET-UP 「なぜ子どもたちにコミュニティユースワーカーが必要なのか?」ゲスト:荒井佑介さん

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こんにちは。
芦沢郁哉です。

先日開催したB@SE MEET-UPについて書きたいと思います。 

base-bp.hatenablog.com

- 地域で子どもの育ちに関わろう!

私たちはB@SEという活動名で、何かしらの理由で苦しい状況にある子に関わり、一緒に走りながらやりたいことや夢を見つけ、成長していくお手伝いをしています。

「勉強を教えてほしい…」というある1人の方からの声を聞いて、とにかく勉強できる場を作ろうと人を集め、場所を貸してくれる人を見つけ、週に1回ずつ始めたところから始まりました。

少しずつ関係ができ、子どもたちのやりたいことや困っていることが見え始めてきた今、僕らだけではなく「地域にいるいろんな人が子どもの育ちに関わり、成長を見守る」そんな生態系を作っていかなければいけない。

そんなことを考えて、今回地域の皆様をお呼びしてみんなで考えあうようなイベントを企画させていただきました。

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- ひとりひとりに合わせた支援をオーダーメイドする

第1部としてNPO法人PIECESで活動している荒井佑介さんをゲストスピーカーとしてお招きし、荒井さんが取り組んでいる「コミュニティユースワーカー」という取り組みについてお話しいただきました。

www.pieces.tokyo

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学生の頃からホームレスのおっちゃんたちと一緒にご飯を食べたり、中学生への学習支援などの活動をしてきた荒井さん。
そんな活動を通して子ども達と「友達」のような関係を作ってきた荒井さんの活動は、勉強を教えるだけではなく、子ども達のやりたいことに合わせてどんどん広がっていきました。

「料理人になりたい」という子がいたら、料理ができる人を見つけ、実際にイタリア料理のフルコースを振る舞う会を企画したり。
「ゲームを自分で作ってみたい」という子たちと一緒に、プログラミングができる人と一緒にゲームを作る会を企画したり。

子どもに寄り添い、その子のニーズに合わせた支援をオーダメイドしていく。
そんな動きをするのが、このコミュニティユースワーカーです。

実際に荒井さんが関わってきた実践例をご紹介いただき、参加者の皆さんも具体的に想像することができたのではないかと思います。

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僕らはB@SEという活動を通して、たくさんの子どもたちとつながっています。
日々子どもたちと関わりながら、関係性を築いています。

関係性ができてくると、だんだん子どもたちのやりたいことや好きなことが見えてきます。

「カメラを持っていて、友達を綺麗に撮れるようになりたい。でも使い方もよくわからないし、1人じゃできる気がしない。」
こんな声を聞いて、早速撮影の練習にも行きました。

base-bp.hatenablog.com

 この後、知り合いのカメラマンの方にお願いして、実際に撮影しているところを見学させていただくこともできました。

こんな風に、子どもたちの「やりたい!」を叶えるために、できる人を見つけ、場をつくり、その体験を経て子どもたちが内発的に動機付けられていく。

そんな支援の形が理想なんじゃないかと、僕らは思っています。 

- 小さくていい。できることで関わろう。

第2部では、参加していただいた皆さんと一緒にグループワークを行いました。

集まっていただいた50人のできることをとにかく出し合うというワーク。
「この教科だったら教えられる」「この畑だったら使っていいよ」「お酒たくさん飲める」「お酒飲んだ人を送り迎え出来る」など、とっても」たくさんのできることが出てきました。

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”貧困を解決する”というと、何かすごい人じゃなければできないんじゃないか…って思う人も多いと思います。

でも、ひとりひとりのできることは小さくても、それが50人分集まればこんなにできることはたくさんある。これが100人、500人、1,000人、1万人って広がったら…

参加していただいたある方の感想が、とても嬉しかったので引用させていただきます。

ずっとずっと気になっていた「子どもの貧困」
もう、「行政が」とか「自助努力で」とか言うレベルじゃない
みんなで考えなきゃいけない問題
かといって「できること…思いつかない」って
行動することはできてなかった
でも、「子ども一人一人の背景も事情ももとめてるものも違う」
って考えたら
もしかしたら何百人のうち1人は「私のできること」を
求めてる子がいるかもしれないって思えるようになった
そう、必要なのは一部の思いがある人の『能力とか才能」
だけじゃない
大勢のひとのちいさな『できるよ』」が大事だったんだ
イベントに参加して、たくさんの『できるよ』をみて
希望が見えた

人はみんな違う。好きなものも、嫌いなものも、性格も。
これをやればみんな貧困が解決するなんていう万能薬なんてないんです。

ひとりひとり背景も原因も解決策も違う。
だからこそ、子どもたちのそばで寄り添っている人が、今その子に必要なものをつくり届ける必要があるなって。

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皆さんに出していただいた「できること」は、僕らの宝物です。
また僕らから皆さんにお願いすることもあると思います。

その時はぜひ手を貸していただけると嬉しいです。

お忙しい中ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました!

 

【参加者募集】B@SE MEET-UP Vol.1 「なぜ子どもたちにコミュニティユースワーカーが必要なのか?

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6人に1人の子どもたちが貧困状態にいます。

「困っているのは自分のせい。」「誰にも相談できない。」

私たちは、そんな子どもたちを支える場をつくってきました。夢を見つけて高校・大学へと進学していった子もいましたが、その一方で”貧困のループ”という大きすぎる壁に対する私たちの無力さに、絶望すら感じることもありました。

 

「貧困は世代を超えて連鎖してしまう。ここで何としてでも食い止めなければならない。」

 

当事者だけで、学校の先生だけで、行政の担当者だけで解決できるほど、貧困のループはあまいものではありません。だからこそいろんな立場の人が繋がり、タッグを組んで子どもたちに関わる必要があると思っています。


今回は、様々な人たちが繋がり子どもたちの困りごとに応じた支援をオーダーメイドする「コミュニティユースワーカー」を育成しているNPO法人PIECESの荒井佑介さんをゲストスピーカーにお呼びし、子どもたちに「希望」を見せていく本当の支援について考えていきます。

 

*****イベント詳細*****

日時:2017年1月22日(日)13:00開場 13:30スタート 16:30終了

場所:南アルプス市地域防災交流センター 2階多目的ホール山梨県南アルプス市十五所1014)

参加料:無料

対象者:子どもや若者に関心のある方(市内、市外どなたでも)

イベントページはこちら!

▼ゲストスピーカー
NPO法人PIECES 荒井佑介さん
ホームレス支援からはじまり、5年前に子どもの貧困に関わり始め、中学3年生の学習支援を皮切りに子どもの支援に力をいれる。子ども達に勉強を教えていく中で、彼らの抱える複合的な課題を学習支援だけでは解決できないと感じ、東京都内で居場所支援・家庭訪問・生活相談・進路支援・就労支援と子どものニーズにそって幅広く活動を広げる。出会った子にニーズに応じて、多様な大人の協力を募り、オーダーメイドの支援を展開している。

NPO法人PIECES

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※CYW(コミュニティ・ユース・ワーカー)
「誰もが権利と尊厳を持ち、平和に向かう社会の実現」
すべての子どもが権利と尊厳を持ち、平和に暮らすことができる社会の実現を目指し、子どもがまだお母さんのお腹にいる妊娠期から成人期まで、他者と信頼関係を構築しながら、途切れずに社会とつながっていくことができるコミュニティを市民が主体となり形成していく仕組みをつくっています。また、誰もが、どこでもこのコミュニティを形成してくことができるよう、そのための知を実証研究により体系化しています。

Community Youth Worker

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カメラ女子への道

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「カメラを持ってるんだけど、全然うまく撮れなくて…」

僕らがつくってる場に来てくれる子のこんな声を聞いて、早速練習会をしてきました。

「人を上手に撮れるようになりたい!」って始めたのに、ずっと変な顔してジャンプして喜んでる変な人たち。
カメラの技術よりも、綺麗な跳び方と変顔の技術を身につけた気がしますが…笑

ひとりだけじゃできなかったことも、何人か集まればいろんなことができちゃいます。 これからも「やってみたい!」って声を、どんどん形にしていきます。

 

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子どもは大人が思っている以上に柔軟だ。

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先ほど、これまでもお世話になっている"とりじん"というデイサービスの事業所で7回目となる南アルプス市の"場"を開いてきました!


子ども達も徐々に増え、知らない人と話をしたり、勉強をしたり、絵を描いたり、ゲームをしたり、いろんなことをしました!


子どもはすごくて、自分の好きなことがあれば、全く知らない子がいてもどんどん話をして、お互いを受け入れ始め、仲良くなっていく。
大人が思っている以上に彼らはたくましい。


大人も子どもと同じですけど、いろんなことを気にするようになりますよね。笑
大人が胸を張って子どもに託すことができたら、子どもは伸び伸びと成長できるんじゃないかなあ、って思いました!


毎度暖かいご協力をして頂いているとりじんの社長様、場の運営にご協力をして頂いている皆様、改めて感謝申し上げます。
今後とも宜しくお願いします!

好きの可能性。

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昨日、3回目となる南アルプス市の"場"をこれまでもお世話になっている"とりじん"というデイサービスの事業所で開いてきました!


先週までは一緒に話をしたり、勉強をしたり、写真を撮ったりしました。
今週は今まで通り勉強もしていましたが、カードゲームをしたり、ゲームをしたり、絵を描いたりと様々なことを同じ場所で行っていました!


勉強するもよし、好きなことするもよし、その場にいるだけでもよし。
そして、子どもも大人も、市内も市外も誰が来てもよし。

そんな場が地域にあって、お互いの存在を受け入れ、伸び伸びと時間を過ごせたなら、子どもにとっても大人にとっても、そして地域にとっても、素敵な場、地域になるんじゃないかな、と改めて思いました。


毎度暖かいご協力をして頂いているとりじんの社長様、場の運営にご協力をして頂いている皆様、改めて感謝申し上げます。
今後とも宜しくお願いします!